パニック障害は、突然、動悸や息切れ、強い不安を伴うパニック発作が起こります。
そして、その発作が繰り返すことで発作が起こるのではないか?という予期不安が生じます。

患者:60代女性
職業:病院勤務

長年、パニック障害による予期不安に悩まされていて、他にもさまざまな不定愁訴を訴え来院。

治療1回目

身体の倦怠感が強いということで、お身体の状態を確認したところ、脉は弱くて早く、気血が不足している状態。
冷えもかなり強かったので身体を温めることに重点を置き治療を行う。
1〜2度目の治療では、劇的な変化は感じられなかったが治療を継続。

治療3回目

倦怠感がなくなってきた。
全身調整強でバランスを整え、気血の巡りを少しずつ良くする。
治療後、身体が軽くなったとのこと。

治療5回目

今までと同様に気血。巡らせるように全身。調整。
睡眠薬を使わずに寝れるようになった。

治療10回目

久しぶりに予期不安にが出たとの事で、急遽来院。
脉がとても早く緊張している状態だったのでゆったりリラックスできる身体に戻すために刺さない鍼で優しく治療を施す。
治療後、は呼吸が深く、筋緊張も緩み落ち着いた様子。
その後、一進一退の治療を続け、25回でほとんど予期不安にの症状は出なくなり、落ち着いた状態を保っています。
現在は肩こりや不調を感じた時のみご来院いただいています。

症状改善までの治療の頻度や回数は、症状や状態によって大きく異なります。