和食で健康を取り戻す
和食の起源とは?
和食はユネスコの無形文化遺産世界の食の遺産として2013年12月に世界で5番目に登録されました。
普段私達が食べている日本食を和食と言いますが、近年和食を食べる世帯は減少傾向にあります。
和食は日本人が長年慣れ親しんだものであり、健康的な食事でもあります。
しかし、その起源については諸説あり、米と魚を中心とした食文化が発達している和食は神様へのおもてなしにあるという説が唱えられることが多いです。
また和食文化の転換期として、675年に天武天皇が発布された食肉禁止令が深く関わっていると言われています。
肉が禁止になったことで、和食の特徴である魚や米が食事のメインとなり、健康的な食生活を支える栄養的な食事である和食文化が徐々に広まっていきました。
和食の特徴
日本人が古くから慣れ親しんできた和食には4つの特徴があります。
1つ目は多用で新鮮な食材とその持ち味の尊重です。
日本は周囲が海に囲まれており、北からくる栄養塩が豊富な親潮と南から熱や魚を運んでくる黒潮がぶつかる国としても有名です。
海流が運んでくる豊かな水産資源や四季の移り変わりによる旬の野菜や果物が豊富にあるため、その持ち味を生かした郷土料理が日本各地に存在しています。
2つ目は健康的な食生活を支える栄養バランスです。
和食は基本的に一汁三菜と言って、白米と汁物に主菜などの3つのおかずを合わせたもので構成されているため、栄養面はもちろんですが彩りの良い健康的な食事でもあります。
3つ目は旬の食材と飾り付けです。
四季がある日本には各季節に旬の食材が存在しています。
そのような食材と季節の花などを使った飾り付けなど、食材の季節感を際立たせ、味覚だけではなく視覚でも季節を感じることの出来る素晴らしい日本の文化ですね。
4つ目は年中行事で密接に関わっていることです。
例えば、お正月にはお雑煮を食べますよね。
そのような日本特有の文化に和食は密接に関わっています。
和食が体に良い理由
和食が体に良い理由には腸内環境を整える発酵食品が多いことや野菜や海藻などの植物性の食品でビタミンやミネラルを効率よく摂取することが出来ます。
またお米は、パスタやパンと比較して消化吸収や持続性の面で優れています。
そんな日本食を毎日食べて、健康的な生活を送りましょう。
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