五感を刺激して心身ともにリフレッシュ

西新井駅西口徒歩2分・ゆどう はり灸院のブログをご覧頂き、ありがとうございます。

院長の太田です。


新学期や新生活がスタートし、そろそろ疲れが溜まってきている頃ではないでしょうか。

今の時期は、新しいことを覚えようと脳も120%で働き、不安定な天気で身体も一生懸命対応しようとし、脳も身体も疲れてきていると思います。

そんな時は、五感を刺激することで心身ともにリラックスすることができます。

今回のコラムでは、五感とは何か、またどの様に刺激したら良いのかをお話ししていきます。

五感とは

東洋医学でいう五感とは「目、舌、口、鼻、耳」のことをいいます。

みなさま馴染みがある言い方をすると、「視覚、味覚、感覚、嗅覚、聴覚」のことです。

五感のそれぞれに何か症状が現れると、五臓に問題があるかをみる判断材料となります。

五感と五臓

五行学説では、「目、舌、口、鼻、耳」の五感は、「肝・心・脾・肺・腎」の五臓と深く関係していると考えます。

目と肝

目がかすむ、ドライアイ、眼精疲労など、「目」に関する症状のある人は、五臓の「肝」に問題が起きている可能性があります。

目と最も関係のある臓器は「肝」で、「肝」は「気」と「血」「津液」の巡りをコントロールしています。

目が良く見えるためには、肝血の栄養が必要で、「気」と「血」「津液」の巡りが悪いと、目に問題が起きるのです。

舌と心

味覚がおかしい、舌が痺れている感覚があるなど、「舌」に症状がある場合、五臓の「心」に問題が生じている可能性があります。

「心気は舌に通じる」と言う言葉がある様に、舌は心の状態を表します。

口と脾

口内炎がよくできる、唇の色が悪い、口が苦いなどの「口」に症状がある方は、五臓の「脾」に問題がある場合があります。

脾と胃は食欲と味覚に関係があり、この二つが正常であれば味覚や食欲旺盛です。

食べ過ぎなどで脾が弱った場合、口の周りにニキビができたり、唇が切れやすくなったりします。

鼻と肺

鼻が詰まりやすい、鼻炎、臭いがわからないなど、鼻に関する症状がある場合、「肺」に何かしらの問題を抱えています。

「肺気は鼻に通じる」と言われ、肺の気が調和すると呼吸や発声は正常に保たれます。

耳と腎

耳が遠くなった、音が聞こえづらい、耳鳴りなど、「耳」に関する症状がある場合、「腎」との関わりがあると思われます。

腎にエネルギーがしっかり行き届いている時は、聴覚は鋭敏です。

しかし、加齢とともに腎のエネルギーが不足すると、耳が聞こえづらくなります。

五感を刺激して心身をリフレッシュ

五感は脳と繋がっていてそれぞれを刺激することで、五行も刺激され、心身ともにリフレッシュすることができます。

脳が疲れていると五感が鈍くなるので、脳を休ませることも大切です。

現代人の生活は、スマホやPCで四六時中情報を得ることができ、外に出れば企業の様々な広告が目に入り、休まる時間がありません。

五感をうまく刺激するためには、一度スマホなどの情報をシャットダウンし、空を見上げたり、自然観察をする様にしましょう。

また、旬の食べ物を食べて舌で季節の味を満喫したり、アロマオイルで自分の好きな香りを嗅ぎ、リラックスすることも大切です。

肌に触れることで心身ともにリフレッシュできますので、マッサージを受けることも五感を刺激できる一つの方法でしょう。

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