春には青い食べ物！

西新井駅西口徒歩2分・ゆどう はり灸院のブログをご覧頂き、ありがとうございます。

院長の太田です。

毎日の食事はエネルギー源になることはもちろん、健康維持にも深くかかわってきます。

旬の食材は、栄養価が高く、体を整えるのに役立つ成分が豊富に含まれています。

今回のコラムでは、春にふさわしい食べ物についてご紹介していきます。

春には青い食べ物

「青春」という言葉があるように、春の色は「青」で表現されています。

これは、古代中国で成立した五行説がもとになっています。

春は、青い食べ物を積極的に摂ることをおすすめします。

青い食べ物は栄養価も豊富で、心身の健康維持に役立ちます。

春は陰から陽への移り変わりの時期でもあり、自然界も人の体も活動的になります。

季節の変わり目である冬から春にかけては気温差も激しく、体調を崩しやすい時期です。

さらに環境の変化が多い時期ということもあり、ストレスを感じやすくなります。

季節の変わり目による不調を防ぐのにも、青い食べ物は役立ってくれます。

緑黄色野菜

青と言っても空の色のような鮮やかなブルーではなく、薬膳では「緑」のことを表しています。

春に積極的に摂りたい青い食べ物では、まず緑黄色野菜があげられます。

カロリーも低く、身体が必要とするビタミンやミネラル・食物繊維を豊富に含んでいます。

具体的にはほうれん草やピーマン、ブロッコリー、小松菜などがあげられます。

緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは、抗酸化作用に優れており体内の余計な活性酸素を取り除くのに役立ちます。

体内でビタミンＡに変化されるカロテンは、目や粘膜の健康維持や免疫力アップの効果も期待できます。

美肌作りに役立つビタミンCやビタミンBなども豊富に含んでいるので、青い野菜を積極的に摂ることは、乾燥や花粉の影響による肌荒れ防止につながります。

山菜

春は肝が働きだす時期で、冬に溜め込んだ脂肪や老廃物の排出が行われます。

肝臓の負担が増える時期でもあるので、その働きを助ける食べ物を積極的に摂りましょう。

春は山菜が楽しめる季節ですが、山菜は苦みがあることで知られています。

その苦みの正体は「植物性アルカロイド」でデトックス効果があるといわれています。

老廃物を体外に排出する肝の働きをサポートする良い食材といえます。

さらに、山菜の香り成分には胃腸の働きを整え食欲を増進させる効果があります。

栄養面では野菜と同様に、ビタミンやミネラル・食物繊維などを豊富に含んでいます。

青魚

青い食べ物は野菜や山菜だけではありません。

マグロやサンマ・サバなどの背中の青い魚も、青い食べ物です。

青魚には、生活習慣病予防に役立つDHAやEPAが豊富に含まれています。

DHAやEPAは血液をサラサラにし、悪玉コレステロールの減少に良い成分です。

動脈硬化を予防する効果がありますし、古くから「魚を食べると頭が良くなる」と言われているように、脳の活性効果も期待できます、

脳の健康維持に役立つ青魚は、認知症予防やうつ予防に効果的な食材として注目されています。

調理方法にも工夫しよう

緑黄色野菜に含まれているカロテンは、脂溶性です。

それゆえ、油と一緒に摂るとより吸収が良くなるといわれています。

緑黄色野菜の栄養を無駄なく、しっかり摂るなら油で炒めることをおすすめします。

生野菜なら、オリーブオイルなどで作ったドレッシングと一緒に摂ると良いでしょう。

蒸し料理

脂っこい料理が苦手という人には蒸し野菜もおすすめです。

野菜に含まれるビタミンCやビタミンBは水溶性です。

それゆえ、茹でてしまうと大切な栄養も流れ出てしまいます。

茹でて食べるなら、茹で汁ごといただけるスープがおすすめです。

蒸し野菜なら、流れ出す栄養素も最小限に抑えられます。

熱の力で柔らかくなるので、生野菜よりたくさん食べることができます。

温かくして食べられるので、冷えた体を温め血流を良くする効果も期待できます。

アク抜きをする

山菜には豊富な栄養素が含まれていますが、そのままではアクが強すぎたり、苦みが強すぎることがあります。

比較的アクの弱い山菜なら、水にさらしたり湯通ししたりすることで食べやすくなります。

わらびやゼンマイのようなアクが強い山菜なら、茹でるときに重曹を加えると良いでしょう。

柔らかくなり、アクが抜けやすくなります。

刺身で食べる

青魚に含まれているEPAやDHAは、熱に弱いという特徴があります。

栄養素を無駄なくとり入れるなら、新鮮なものを選び刺身で食べることをおすすめします。

刺身になるような新鮮な魚を入手することが難しい場合は、魚油が逃げにくいホイル焼きや蒸し料理がおすすめです。

網焼きは、貴重な魚油を落としてしまうので注意しましょう。

毎日魚料理を用意することが難しい場合は、鯖缶などの市販品を活用すれば手軽に青魚の栄養を摂取できます。

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健康維持に役立つ食事についてのアドバイスもさせていただきますので、ぜひご相談ください。

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